上京して学びたい、働きたいという憧れの気持ちを抱いたときは、それが一過性のものではなく本物であるか否か見極めることが大切だ。
ただ学びたい、知識・情報が欲しいというだけなら、通信教育やネット通販を活用すれば良いし、知人を増やしたいならSNSで用が足りてしまうかもしれない。そういった初歩的レベルではなく、東京でなければ満足できないと結論が出れば、迅速に行動しよう。
労働市場をはじめとして、東京を中心とした首都圏の市場規模の巨大さは最大の魅力だ。企業の本社・本部機能が集中しており、それに伴って有能な人材の多くが首都圏に在住する。
情報の速さ、情報量の多さに加え、国際社会へと繋がる都市であることなどを踏まえると、学業にしても職業にしても、その選択肢の量・種類の多さ・懐の深さには、地方在住者を惹きつける強力な力があると言える。
自分に何ができるか、何がしたいかを熟慮した上で、目指す職業領域、学問分野の将来性も考え合わせて、どこへ行って何をするべきか具体的な計画を立てよう。
そして、地方にいる間に自分の目指す分野に関する情報を可能な限り収集し、良質な情報源を確保しておくことも重要だ。正しい見識を持った専門家を検索し、その人の物の見方・考え方を参考意見として活用するのも良いだろう。
準備万端整ったところで上京し、少しずつ足元を固めていこう。
理想からずれていないか常に日々の成果を分析し、修正すべき点は修正して計画的に進んでいけば、近い将来、首都圏に足場を築くことができる。あとは実績を積み人脈を築いていけば、充実した人生を歩んでいけるだろう。